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お先に
goodbye...
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本音は不安で仕方がない。


年明けから僕たちはずっとレコーディングをしている。
新しい曲や大切な曲を録音することは、バンドにとって未来を感じさせる希望の光そのもの。 笑いや未来の話でスタジオの空気は満ちていくべきだし、実際そんな空気が自然と存在することも勿論ある。


一方でまた、とてつもない絶望感に襲われることがある。 一人の音楽家としては産み出しているものに対する自信があったとしても、避けられない現実を前にして、一体僕はどこまで戦えるだろう、戦うべきだろう、早々に逃げてしまえばいいのか、わからなくなる。


いっそのこと僕も自由を叫んでしまおうか。 いつまでも責任とか現実とか、そんなものに包まれ続けているのも疲れてしまう。


確かに、音楽の世界における「大人」、というのは現実を乗り切るために他人を、時に無責任な扱いをする。筋を通さない。そんな人間は確かにいる。
実際そんな「大人」とやらを目の当たりにすると、妙に笑えてくるものだ。
そういう「大人」に対して、僕は本音を伝えることはない。


僕はきちんと計算するから。


また、敗北感をアルコールで薄めるようなミュージシャンたちは、己の不遇を「大人」のせいにする。 この世界のシステム、環境など、原因を自分以外に求める。
そしていつまでも「子供」でいるべきだと主張する。


その文化が僕は大嫌いだ。
その精神こそが敗北を生んでいることになぜ気づかないのか。


大人を見て、絶望し
子供を見て、失望する


いっそ僕が悪かったのかなとすら思えてくる。


君が一人で歩けないのなら、もう、そこから動かなくていいよ。


僕は先に行くから。